温泉免疫療法研究所

 

日本の温泉施設の経営危機は、病人を差別し、湯治をレジャー化 した大失敗にあります。

湯治の目的は、あくまで病気を癒し,回復させるもなのです。

観光バスで大量の売り上げを作りたい温泉施設は、病人を差別した報いを受けているのです。

 

温泉表示の真実

温泉分析表

これは地下から汲み上げられた

温泉の生の表示です。

しかし実際に入浴できるものとは異なります。

循環殺菌風呂

実際にお客様が入るのは、次亜塩素酸

ナトリウム(塩素殺菌水)風呂なのです。

厚生労働省の生活衛生課では、殺菌泉

を温泉と表示することを認めています。

 

温泉と湯治

私の子供の頃、名古屋市中村区のオイセ通りの自宅には、北西角に綺麗な

水が湧く泉がありました。(約60年前、名古屋市中村区牧野町7−7)

ご近所さんが誰でも自由に使っていたこの泉は、私の自慢でした。

私が通っていた名古屋市中村区牧野小学校は、南京事件で東京裁判での冤罪死刑になった

松井石根元陸軍大将の出身校でもあり、中国人戦死者にも優しかった高潔な人格が惜しまれます。

さて温泉は、本来無理矢理土を掘り進み、1000メートル以上も掘った末、動力で無理に

汲み上げる性格のものではありません。

先程の泉の如く、自然の湧水でありしかも温かい水に限定して温泉と言いました。

HAWAII島でホットスパと言えば、3箇所あるのみで、マウナケアの麓で井戸を掘れば、

100本でも1000本でも日本で言う温泉が湧く事になります。

何時しか日本では、「温泉」と言う言葉が、立法府代議士と官僚との馴れ合いで解釈され、

温泉の定義も、「冷たくても温泉」、湧水で無く、泉でもない「井戸水」でも

勝手に定めた成分の確認で「温泉」と認められるようになりました。

私の手元に松田忠徳著【江戸の温泉学】と言う本があります。

現代のボーリング技術等無縁の時代、病気治療・刀槍傷類の治療は先ずは温泉

湯治が自然な成り行きでした。

「湯治」の治、つまり納めると言う文字は、水を治める治水に始まり、民を納める統治

に用いられるようになった。(白川静著「字統」)

 

温泉と科学

温泉学会 http://onsen-ac.org/

日本温泉科学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/bsj3/goannai.html

日本温泉気候学会 http://www.onki.jp/gaiyou.html

日本温泉地域学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/rsasj/RSAtop.html

温泉湯治に限らず、ほとんどの代替医療の公告や記事には、

読む人の事実確認を助けるようなデータが無い。

「身体に良い」「○○大学の○○教授が言っている」「○○温泉では奇跡が起きている」

こんな程度の伝聞記事ばかりである。

私は最先端の免疫測定機器の普及実態を見る度、

どうして代替医療の研究者や器具の販売業者が、自らの製品性能に付いて

科学的統計を数値として把握していないのか不思議でならない。

私の知る限りでは、私のように【玉川温泉145泊】の体験とか、ソフトサイエンス社

T.D.Luckey著「放射線ホルミシス」「放射線ホルミシスU」の2367本の論文引用の

点検や読み込みすらしないで「ラジウム」とか「ホルミシス効果」などを語っている。

 

ある著名な、「身体を温める病気は必ず治る」と言う本を書かれている方は

伊藤要子先生の「HSPが病気を必ず治す」と言う本を読まれてヒート・ショック・プロテインの事を

知った、と著書「からだを温めるとなぜ病気が治るか」2頁の6行目から10行目までに

述べておられます。

しかし英語表示の世界では、この言葉で検索すると下記の如く276万件もヒットするのです。

ヒートショック プロテイン の検索結果 約 2,760,000 件中 1 - 10 件目 (0.46 秒)

(貼り付けが表示出来ない場合、Google言語ツールで英文を選択してヒート・ショック・プロテインをご覧下さい)

私は、加温による健康促進効果に付いて、一般の方たちに対して著書で啓蒙しておられる

方々に対して敬意を抱いて居りますが、今後は是非、その効果に付いてお書きになるときは

数値での裏付け資料など添付されますよう希望します。

私は今朝、伊藤要子先生も関係のある大学で教えていた兄と、今は既に引退して

名誉教授ですが平成22年2月13日、代替医療と科学的根拠に付いて、また表示の方法に付いて

指導を受けてきました。

そこで温泉免疫療法研究所では、加温による基礎代謝の向上を切り口に

免疫に付いて学んで行きたいと思っています。