地球物理学と岩盤浴

 雑学好きな商人として、妻を肺癌で亡くすまで、そして玉川温泉での湯治体験をするまで鉱物、火山、地質、地磁気、地震それにプレートやマントルなんて言う言葉は、使った事も想像した事もありませんでした。

しかし不思議な縁があり、国内のラジウム自然石を探しているとき、長島乙吉さんが収集した稀元素鉱石類や、尊敬する名古屋市中村区の牧野小学校出身の旧陸軍大将松井石根氏の揮毫した扁額に出会ったりしました。

このことは加藤唐九郎先生に法制史を教えて頂いて以来の、新鮮な地球物理学との出会いがありました。

又いまは疎遠に成ったが、博石館館長岩本哲臣氏を通じて、滋賀医科大学を取り巻く睡眠学研究家の方たちとの出会いも、玉川温泉が古地磁気学で言う【磁極逆転】地帯であることを記した資料に巡り会った事も、一介の商人には余りにも恵まれた環境でした。

当時から毎日飲んでいたメラトニンと玉川温泉での爆睡体験との共通点や、視床下部と磁極の影響等、医学と地球物理学とを結ぶ細い糸を辿って見知らぬ世界の資料の中をさまよっています。

モナズ石・コークセン石・褐レン石そんな石の名前等、民事訴訟法や民事執行法の条文と同様、何の感慨も湧かなかった頃に比べると、松果体と地磁気や、メラトニンと免疫力との関係同様、がんの遺伝子が必須微量放射線とか古地磁気学とどこかで影響を受けているのではないかと想像の世界に引き込まれるのが楽しいのです。

石黒耀さんの【死都日本】【震災列島】は、著者が医師でもあることから、【マグマ大使】の手塚治氏が医師であった事を思い出させました。

マグマ大使は、ガム・モル・の次に出現し地球を守ります。                 温度と言う名の【地熱の恩】を、マグマを通じて、玉川温泉の岩盤浴が私に教えてくれたのです。

 

温泉と岩盤浴は、いま、毎月『代謝内科』でインスリンをヘモグロビンA1Cに合わせて入手している我が身でもあれば、商売としての岩盤浴が、自分の命を救う存在でも有ります。

モナザイトの粉末が発するガイガー・カウンターのピーピー音は、富田功氏の【組曲ジュピター】の様に頭蓋骨の内側でスペース・オペラの一端を奏でている。

愛知県は豊田市から足助に向かうドライブの途中、鈴木正三の博物館があった。

山本七平さんが教えてくれた石田梅岩と並んで日本人の経済倫理思想の有り方を説き、偉大なトヨタ社のバックボ−ンの一部にでも成っているのであろうと想像します。

思想と行動と言う2輪は、左右直径が同じでなくてはならず、陽明学と神陰流奥義の如く、理論と実践との完全一致を教えてくれています。

超微弱な生体磁気は、私が定めた日本岩磐浴協会の微弱放射線基準、o.2マイクロシーベルト/hに見られるが如く、60兆個もの人体の細胞に、良性から悪性へと転移暴走の命令を発しているのでしょう。

そして、人体奥に隠れ潜む細胞悪性化命令の発信者は、何時かは必ずその正体を暴かれる事でしょう。

さらにその発見の糸口は、地磁気と生体磁気を結ぶ、神経細胞撹乱要因周辺から見えてくるような漠然とした推定があります。

私の様な科学的知識の乏しい人間が、核磁気共鳴イメージの本を開くとき、電子のスピンはどうしても70万年位で起きると言はれる古地磁気学で言う磁極反転現象と重なってしまう。

原子核スピンを歳差運動と言うそうだが、【みそすり運動】とも書いてあり、成る程、これが社会で言うところの【ごますり運動】かと納得しています。