がんの発症要因

癌は如何にして発症するか?


小池勝の 癌発症要因複合説

著作権(C)2008年 日本岩磐浴協会 小池 勝

 

 

過去、地味な研究に明け暮れた分子生物学者達は、細胞増殖をコントロー

ルする遺伝子の発見を契機に、多くの国で癌研究に参加する事と成った。

1953年のDNA2重らせん構造の発見は、癌などの病気の発症要因が

遺伝子に組み込まれていた以外にも、遺伝が精神生活をつかさどる心の

分野においても、過剰で惨めな刺激の形で癌発症の要件になることを知

らせた。

そこには血族と癌家系に関する法則性を持つ流れがあった。

また様々な環境因子にも発ガン作用があることは知られていた。
汚染された空気や水や食物はその代表的なものである。

しかし100歳を越えても晩酌や喫煙の習慣を持つ人がいたり、結構

偏った食生活をしていても長寿を保つ人も多い事から、一つの要因

だけでは発病・発症しない事も分かった。

つまり癌発病の要因は、A:癌遺伝子 B:生活環境 C:精神生活の三大

要因に集約され、未発見の要因を除外すれば、ほぼこれら要因の重合が

トリガーになっていることは確実である。

従って単に癌遺伝子を持っていると言うだけでは発病し難く、それに悪環境

又は精神的負担の多い日常生活が重なるとき、初めて癌は発症する。

癌の三大構成要素

それぞれ単独では、例えマイナス環境でも癌を発症しない。


A:癌遺伝子を持ち、

B:悪環境で生活するか、


C:精神生活で、借金や配偶者の不倫、子供もの非行など、


二つ以上の発症要件が重合すると癌は発症する

 

超微量放射線のマジック

私は癌細胞の暴走を止めようとしている。
又、術後の再発を止めようとしている。

医師でもない者に癌細胞の暴走を
止める事が出来るのか?
多分可能です。

今や癌は、医学の範囲で出来ることは手術くらいしかありません。
薬は薬学、放射線は物理学、遺伝子は分子生物学、総ての学問分野が
総動員で対抗しているからです。

不謹慎ではありますが、誰も癌の発症原因を知りません。
私には分かります。

その理由は、私は専門家ではないからです。
悪環境・染色体異常・等は、ほんの一面的な
原因に過ぎません。

何故なのか?

岐阜県羽島市にある断熱材メーカー「ニチアス」工場周辺で、
アスベストの肺癌による肺癌死者は、全国平均の3倍と
報道されました。(2008年10月27日発表:中日新聞)

周辺の502家族1907人の方の内、76人の方が胸膜肥厚斑でした。
残る1831人の方には上記病名はありません。

癌は、例え染色体での遺伝子検査において異常が認められても
発症するとは限りません。


つまり単独の癌要因では発症し難いのが現実です。

又精神生活において、配偶者の不倫・借金返済・家族の非行
・離職・倒産などマイナス要因を持ち、自殺を考える等追い込まれますと、
環境・遺伝子・精神生活の3大発症要件が二つ以上重なり、
発病・発症に到るのです。

二つ以上の発症要件が重合すると、その時初めて発症します。

癌細胞は不良息子
体の中に住み込んでいる癌遺伝子は、昔の住み込み店員さんか 不良息子と同じで、
手術をした直後は大人しくしていても すぐに本性を表わします。

これを異常細胞の暴走と呼ぶ人も居ます。

もしあなたが、癌の患者さんであったとして、貴方は診察を受けたとき、医師から

1 「貴方には借金がありますか?」とか、

2 「現在、貴方本人が浮気をしているか
配偶者は浮気していませんか?
」とか

3 「子供さんの事で悩んでいませんか?

などと質問された経験がありますか?

私は沢山のがん患者さんとお会いしてきましたが、診察時に個人生活の悩みに付いて、
患者さんに質問した医師は一人も居りませんでした。

日本の医師のほとんどは、個人的には患者の病気が精神的緊張又は
孤立化困窮化が原因である事を察知しています。

しかし精神科の医師でもない限り、心の内側にまでその発病・発症原因を
たどるような事はしないものです。

私は医師でないから発病原因が分かる、などと大きな事を申し上げた理由はここにあります。

継続中!