岩盤浴の効用と市場動向

平成18年7月5日(水) 遠赤外線応用研究会

第102回 定例会セミナー講演記録

日本岩盤浴協会 

会長  小池 勝

1.サウナやオンドルと比べての岩盤浴の特異性
 
 温浴文化の歴史は、世界の各地域や民族ごとに特異性を持ち、発展してきました。

そこにはそれぞれ複数の目的があり、単に皮膚を清潔に保つこと以外に、戦争による刀槍や弓などの傷、それに病気からの回復、宗教と結びついた祈祷や祈願、社交や交友の場であったり、神経を休めたり疲れを癒したり、肉体と精神を翌日からの仕事に備え、リフレッシュさせるための装置でもありました。

ただすべての温浴文化は、空気を暖めるか、温かい水を媒介にするか、加温手段にこそ差がありますが、加温の目的である肉体は、皮膚を露出させるか、水着を着るにせよ、裸体で行うものがほとんどでした。

世界の温浴文化の中で、岩盤浴の最も著しい特徴は、着衣のまま行われるところにあります。

これは玉川温泉で、見学に来られる多くの観光客の方々が、ゴザの上に横たわる私たちを横目に、自分達もその場で座り込み、自然発生的に体を温める様子からもうかがえます。

ただ暖かいだけの岩盤なら、日本では無数にある火山性温泉地でいくらでも経験できることであり、玉川のみで限定的にみられる現象でなくてもよいはずです。

癌患者さんたちと話して分かる事は、既に告知を受け、生存期間などを知っている者の切実な回復への思いが、危険な火山性ガスが蒸気と共に噴出している轟音と、テントの中でより熱い場所の取り合いをする哀しさと、一般湯治客が寝静まっている深夜と早朝に、懐中電灯を片手に岩盤浴に通う人たちの足音に、私など胸が押し潰されそうな哀しさを感じていました。

私の岩磐浴に対する思いは、妻を亡くした経験と共に、主観的であり偏っている事も知っていますが、多分私以外のほとんどの湯治者も、玉川の数キロ上にある焼き山の噴火口には、大地の恵み、マグマの救いがあることを願い、奇跡を信じているのだと確信しています。 

私もそうした意味で、岩盤浴の拡大と発展を願いながら、これが日本全国に定着して、戦前の銭湯ではありませんが、国民全体の共有財産として拡がって行くことを願っています。

さてそうした個人の願いとは別に、岩盤浴にはもう一つの特性が加わりました。

それは、電離放射線という微量放射線の効用です。

昔から玉川温泉を利用する人たちにとっては、岩盤浴の実態を、微量放射線の理論が後から追う形で展開してきたのです。

それはアメリカのケネディ大統領が宇宙開発を目指し、宇宙における多様な電磁波に、人間がどのような影響を受けるのか理解しておかなくてはならなくなったことからです。

多様な電磁波の中で、最も有害であろうと推定されたのが電離放射線です。原子爆弾の影響を、広島や長崎での膨大な調査資料を収集したアメリカ軍は、ソビエト連邦同様、研究し尽くす必要がありました。

そこでT.D.Luckey教授がHormesis with Ionasing Radiationを著し、NASAの第6回宇宙飛行士グル−プの特別講師など務めるかたわら、国策に沿う方向での研究態度を貫きました。

また日本でも、原子力発電反対運動グル−プに対して、原子力行政並びに電力会社グル−プは、多くの学者を賛成派と反対派とに対立させつつも、各種物質のホルミシス効果のうち、特に電離放射線に安全値と効用とを見出してくれたことに、原子力行政に携わる人は、ほっとしているのも事実です。

私たち岩盤浴の発展と拡大を目指すものは、危険ではあっても毎日使用する自動車と同様、放射線に対しても、暴走を制御できる技術と範囲、極小放射線量である百万分の一を示すマイクロシ−ベルトという単位とを心に刻み、【岩盤浴】の特異性を忘れないようにしたいものです。

2.岩盤浴の効用と健康効果,岩盤浴ブ−ムの要因

まず確定的に、しかも断言できるのは【加温代謝】という言葉と効果です。

岩盤浴の効用の第一は、その効果の確認が難しいホルミシス効果ではなく、人体に温度を加えると、入浴や岩盤浴は、カロリ−を消費する事実があります。

このエネルギ−代謝の向上は、基礎体温が低下し、基礎代謝が低下した現代人にとっては【温度注入】こそが命綱なのです。

私たち現代人の生活態度は、快適な温度をエア−・コンディショニングで、美味しい高カロリ−食は冷蔵庫と冷凍庫の発達で、移動には自動車という名の高速移動体の恩恵とで、体温調節機能や嗅覚、筋力と基礎体力、そうしたものを強化することなく機能の減退を早め、快適・美味・快速と、恩恵だけを追求してきました。

ところが全ての現象には表裏があるように、快楽の裏面には病・老・死の恐怖の報酬が待っていました。

そこで私達は快適さの裏面にある老病死と、結果的には戦わなくてはならない現実に直面しています。

私の場合、自分自身が毎日インスリンの注射を朝晩打ち、重さ7キログラムのザックを背負い散歩し、更には商品名エアロバイクという古い室内自転車をこいでいるからです。

ドクタ−と栄養士は、食事療法と運動療法、この二つの療法が生活習慣病治療の基本だというのです。

ところがどっこい私は、厚さ20ミリ、300_×500_、一枚約20キロの岩盤浴石盤6枚で背部を暖めています。これが私にはもう一つの武器なのです。

するとどうなるか?

30〜40分で、自転車漕ぎ40分、80カロリ−、茶碗に一膳のご飯分の消費と同様のカロリ−消費ができました。しかし岩盤浴での加温によるカロリ−消費は、名古屋大学などで厳密に計測していただかなくては正確ではありません。

私の感じでは、7キログラムのザックを背負い約20分歩くと、自転車漕ぎ40分相当の発汗と疲労とが得られます。

そこで偉い先生方が研究される前に、仮説として、体験で得た岩盤浴には【加温代謝】効果があることを御報告させていただくのです。

これを玉川温泉の体験と重ねるとどうなるか?
一日に入浴三回、岩盤浴三回が私たち全員の日課でした。
この合計6回の【加温代謝】は、運動の出来ない方でも、散歩の出来ない方でも、岩盤浴まで到達できる方なら、病人も老人も、共に消費できるカロリ−放出手段でした。

結論的に得られるのはナルコレプシ−とかノンレム睡眠とか、サ−カディアン・リズムなどの難しい睡眠学の先生方のご意見とは別に、私達は【爆睡】を体験しているのです。

次に微量放射線効果については、毎日、沢山の商人の方がホルミシス効果についてホ−ム・ペ−ジに広告しておられるのを読んで、楽しんでいます。

なぜなら、こればかりは自分の体で経験することはできません。

肉体の反復加温を【メラトニン・ポンプ説】などと素人の私が想定しているのですが、実際には相当数の健康な被験者を得て、加温による深部体温の計測を一日に何度も反復し、滋賀里病院での先生方の研究と実験を更に追跡していただくほかありません。

岩盤浴は、生活習慣病の最大の武器である事を確認できた事で、これを武器に加えていただき、【食事と運動それに岩盤浴】と腎代謝内科の先生方に御理解いただきたいものです。

 

3.日本岩磐浴協会独自の微量放射線基準

  私が想定する岩盤浴は、深い雪に囲まれ、全山が紅葉に染まる秋田県は八幡平の焼き山山麓に位置する玉川温泉と切り離して考えることはできません。

玉川温泉の効果を、私は微量放射線も効果の一部だと確信しています。しかし、それが全てではありません。

地磁気逆転地帯が、松果体に与えるメラトニン分泌や入眠影響。
加温によるカロリ−消費と、爆睡現象。

玉川温泉の位置の高さからくる影響。

火山性有毒ガスにも閾値(しきいち)やホルミシス効果があるのではないかという推定。

それからが微量放射線であろうと考えます。

さて微量放射線基準について、手元にある玉川温泉で計測した30箇所のベ−タ線とガンマ−線の数値は、毎日手にしている腕時計同様、肌身離さずポケットに入れている2線値のガイガ−カウンタ−で測ったものです。

アルファ−線を除外している理由は、アルファ−線が空中では曲線を描いて散乱し、数秒で消える事、又皮膚を透過せず紙一枚でも止まる事、それらの特性を勘案して基準を定める以上、計測している最中にも数値が揺れ動くアルファ−線を表示しないことにしました。

財団法人放射線計測協会が、諸団体に貸し出ししている【はかる君】もアルファ−線計測機能は無いものを貸し出しています。

ところで、日本では崩壊とか壊変とか言われるトリウムやウラン系統の放射性物質が46億年を経て僅か1600年間のみラジウムといわれる、なんていう話は、専門家が書いた免疫の本を読んでみたり、T.D.Luckey教授の【放射線ホルミシス】2冊を読むのと同様、目は日本語の活字を追っていても、中身の理解には至りません。

酸化ウランやモナズ石などの放射性核種について、厳密な測定には富士フィルムが開発したイメ−ジング・プレ−トや放射線検出技術の向上と共に正確さは増しています。

しかし多くの岩盤浴経営者の方が困らぬよう、数値の押さえは大切で、科学技術の発達の極限については、商人が関与する範囲ではありません。

そうした意味で、私たちは低線量放射線研究センターの放射線ホルミシス効果検証プロジェクトを知っておくと良いでしょう。

そこで私たちが扱うことを許容された、年間1ミリシ−ベルトを、【時間】と【一日】の単位として抑えておく必要があります。【国際原子力機関(IAEA)】

マイクロ・シ−ベルトという単位は、通常は一時間あたりの数値として表示されていますので、/hと表示されていましたら、24を掛けて一日とし、更に365を掛けて1年当たりの/yに置き換える必要があります。

さて前後しますが、微量放射線基準値の0.2マイクロシ−ベルトという単位は、玉川温泉での計測30箇所の平均値ですが、同時に玉川温泉の【湯の華】の計測値でもあります。

時々湯の華も新たに入手して計りますが、多少数値はその時々で変化します。

日本岩磐浴協会の微量放射線基準値を固定する理由は、あくまで、玉川温泉が【岩磐浴】発祥の地であることを、将来まで記念しておく必要からも不変のものとして固定しました。

多くの岩盤浴関係者の方々には、モナザイトの持つ30から60マイクロシ−ベルトという単位は、他の石粉を混入して、目方を150倍か300倍にして、0.2マイクロシ−ベルト程度に調節していただきたいものです。

なぜなら日常生活の場には、赤ちゃんから妊婦さんまで一緒に生活しているからです。

また放射線を高めたら病気に対する効果が高まった、とする論文にも出会ってはいません。特に海外からの輸入石材を、放射線量が高いといって広告するのは、日本岩磐浴協会としては、これを認めるわけにはまいりません。

4.岩盤浴は日本文化に定着するか?

実は私には岩盤浴の定着についての複数の案があります。

一つは原子力行政や原子力発電との係わりです。

私たち日本人は先の大戦で、放射線については大変痛ましくも苦い思い出を持っています。ところがこの日本には化石燃料やそれに代わるべきエネルギ−源を持っていません。 

したがって広瀬隆さんなどの著名な評論家の方は、原子力発電や行政について、大変厳しい批判をするのと同時に、【燃料電池】についての書物も出版されています。

そこで生まれるのが原子力アレルギ−です。

私たちは危険性について目をそむけることなく、勉強し熟知した上で、その危険な放射線と共生しなくてはならないのです。

政府・地方自治体・巨大電力法人・有名学者、こうした方々が背広を着、ネクタイをつけ、東京で放射線の危険性を論じても、私なら納得しません。

なぜなら、地域住民の、漁師の、農家の、地方の人間の問題だからです。生活する人々と、頭で得た知識を口でしゃべる人たちとの立場の違いは、超えられるものではありません。

ならばどうしたら良いのか、私たち日本国民の中には、もう一種類の人間がいます。それは商人です。

かつて、ミッションを携え、スペインから遠く極東の地にまで布教のために来日したイエズス会の牧師たちをみてください。私はマレ−シアのマラッカの街で、廃墟となった教会の片隅に立つフランシスコ・ザビエルの石像を見ました。

牧師と商人は、中世から近世にかけてのヨ−ロッパを目覚めさせた先進的な人たちでした。

アメリカを発見したり、アフリカ南端の暴風圏を突破したり、強風止む事のない南米の先端パタゴニアのホ−ン岬を回った冒険家は、商人であり探険家をかねていました。

そこで日本の商人も、国策の監視人として、また地方住民の保護者として、原子力発電所周辺で岩盤浴湯治センタ−などを設け、自分が居住するのと同時に微量放射線治療所を開設し、放射線アレルギ−の緩和と、地方住民の恐怖感緩和のため、勇猛果敢な行動が必要です。

私は今、土地と電気エネルギ−の無料提供を、原子力発電所の母体である電力会社と、厚生労働省、通産省に打診する計画を持っています。

日本に必要な原子力発電と、地方生活者の皆さんとの間に立ち、勇敢に利益を目指すパイオニア魂を持った方たちが、必ず生まれ、都市岩盤浴業者の方たちと共に日本の新しい温浴文化の定着に努力される事と信じています。

なお、国により原子力発電所周辺の土地と無料エネルギ−とが得られたとき、是非この趣旨に賛同される方たちと共に温泉湯治場と、別荘地の開発などしたいものです。

もし放射線ホルミシス理論を信じ、お客様にも微量な放射線の効果を薦めるのでしたら、あえて自らもその尖兵として働き、岩盤浴を原子力行政とも不可分の福利厚生行政と一致させたいものです。

 

5.登録商標【岩磐浴】の権利利用と法的問題

私は今、大きな反省と共に大きな充実感とを持っています。
それは岩盤浴の発展に、ほんの僅かなところでブレ−キをかける寸前まで行っていたからです。

平成7年に岩盤浴を【磐】という字で商標出願し、平成10年に商標登録されたとき、特許庁に電話確認した事があります。それは岩磐浴と岩盤浴の、【皿】と【石】の違いをたずねたのです。

特許庁では特許から商標に至るまで、呼称検索することが出来、特許庁の担当者は、『呼称において同一、三文字では意味も同じですよね』、と確認してくれたときです。 

私は訴訟で自分の権利を守るのは当然だ、と考える、嫌なタイプの人間でしたので、その当時から数件、仮処分をしておいて本訴に入り、うんざりさせておいて和解でもするか、などと不遜な気持ちがありました。

しかしある出来事を思い出し、自分には未だ反省が足りない事に気がつきました。それはある問題で、2億円という金額を条件に、私の実用新案三件を買いに来た人たちがいたのです。

平成18年6月1日、違法駐車取締りの記念すべき日がやってきましたが、私には過去、民有地での迷惑駐車取締りの経験と知的財産権での武装をしていたのです。名称は【駐禁会】でした。

私の試算では、日本の都市の民有駐車場では、500台に一台が迷惑駐車でした。もしこれが土地所有者さんの依頼で排除できたとき、約7000人の雇用が生まれる計算でした。

民法第709条の不法行為は、迷惑車両に対する損害賠償請求権の対象であり、正式な事業にするための法律整備は、地方自治体の迷惑行為取り締まり条例の中に、自治省主導で取り組んで頂く予定でした。

しかしみち半ばで中日新聞に大きく報道され、『法律の隙を抜く不動産業者の行為』は、『弁護士法に違反する怖れあり』と国立大学の法学部教授の談話も掲載されました。

私は顧問弁護士と相談しながら遂行していたのですが、日本中のマスコミが殺到する中、ほとぼりを海外で冷ますよう助言してくださる方がおり、約60日間、香港・シンガポ−ル・マレ−シア・ハワイなどを転々としました。

私が今日まで、なぜ商標法での訴訟をしなかったか?
それは国による法的規制同様、私的な訴訟であっても、他人を規制することは業界を 窒息させる紛争の種になるのです。

私たち日本人の特性は、金儲けの手段であるからといって、法の許す限界まで対立をしたり、訴訟したりして人とは争わないところにあると考えます。

また現実に法律を理解され、日本岩磐浴協会に参加される方々がおられ、過去、知的財産権問題で、全国的な大きな組織になりうるビジネスの卵(駐禁会)を、地面に落として割ってしまった経験のある私は、一方ではお金儲けに結び付けたいと思いながらも、岩磐浴についてはそっとしておくと、何処まで発展するのだろうか?などとみてきました。

しかし今日、これほど発展した岩盤浴ビジネスをみたとき、私には大きな満足感があります。訴訟三昧で金儲けなどしなくて良かった、と心から思えるようになったからです。

またその間、小泉内閣は特許法・実用新案法・商標法から全ての法律制度を改革しました。この原稿を書いている6月8日には、特許庁からある文書の補正を求められましたが、【出願支援センタ−】なども出来、とても民主的な運営になりました。

今日、遠赤外線応用研究会様の御好意で、私の諸々の商標権に関する思いは、訴訟などしてこなくて良かった、という納得と確認が出来ました。

6.正しい岩盤浴業界のあり方

 日本には伝統的に官尊民卑の気風があり、明治以降、民間人は罪に問われても公務員は責任を問われない悪しき伝統がありました。

そうした伝統の中、社会的地位が評価されず、現在なお、逮捕者続出中なのがビジネスマンという名の商人群です。

私は偶然、知的財産権問題が絡む問題で、日米の法解釈が根本的に相違している事に気がつきました。

日本では完全に殺人罪に問われる行為が、アメリカでは無罪という実例です。名古屋からルイジアナ州のバトンル−ジュに留学中の服部剛丈君は、ハロウィンの日に訪問する家を間違え、ロッドニ−・ピア−ズという名の人物から「フリ−ズ!」と言われた言葉が理解できず、ガレ−ジ側の出入り口に近づき射殺されました。マグナム45口径の、ピストルでありながらスコ−プ付きという鹿撃ち用の武器でした。

アメリカンライフル協会は、憲法修正第2条を根拠に、国民の正当な防衛権を是認しています。アングロ・アメリカン・ロ−は、その基本に自衛権、正当防衛などを積極的に是認する伝統があり、日本のように、「お上が決めたことだから」などという従属的で卑屈な法解釈は採らない、これが国民全体の合意なのです。

私たちはよく何事につけ政府の責任にしたがりますが、アメリカ人は、法律が守ってくれないとき、例えばマクナリ−警備隊がテキサス警備隊になっても、牛泥棒や麻薬犯を追ってリオグランデ川を渡り、牛を取り返したり犯人を射殺したりしてきました。

子供の頃、神様のお札を踏みつけて、罰が当たるか否かの実験をした福沢諭吉は、ト−マス・ジェファ−ソンのアメリカ独立宣言や、フランスの人権宣言を下敷きにして「天は人の上に人を創らず・・・といえり」と学問のすすめの冒頭に記しました。

今、岩盤浴という新しい業態は、公衆浴場法や薬事法での自主規制や縛りを受けています。しかし法解釈は元々国民自身のために存在し、天から降りてきて裁判官が警察という名の強制装置で縛るものではありません。

健康・美容・保健などの目的を持つ岩盤浴の発展には、広範囲でフラットな、業界の方たちの情報交換や経験談の交換が必要となります。

今後の業界のあり方については、現実に施工をしている業者、部材設備を納入している方たち、そのほか多くの方たちとの意見交換の中に、正しい将来性と発展の鍵があると考えます。