【岩磐浴】 登録商標 第4144248号
報道関係各社の皆様にお願い
平成16年9月7日、(社)日本サウナ協会はその理事会に於いて、 厚生労働省健康局生活衛生課の指導を得て、日本サウナ協会 の自主管理基準に、『岩盤浴の基準を追加』しました。 更に自主規制基準の第2項では『公衆浴場法』の適用が謳われています。 この記事は(社)日本サウナ協会の機関誌【SAUNA】10月/339号に掲載されています。 乾式温浴サウナは、初めに熱で体を温め、その後浴槽で水浴又は温水浴を行い ます。 しかし、 【岩盤浴】の特徴は、 1 岩盤に体を横たえ仰臥し 2 岩盤から人体に温熱を加える 3 岩盤浴は裸体にならない 4 湯または水に入らない 5 目的は、体の加温にあり、洗浄ではない。 6 仰臥する位置が特定されている。 水や湯を使わないのに岩盤浴に『浴』の字を用いる理由は、自然発生的に玉川温泉で使われてきた歴史的、習慣的名称であったに過ぎません。 しかし現在用いられている【岩磐浴】の名称は、製造・施工可能な商品に用いられて居り、同時に、自然発生物ではなく人工的に製造された【商品】に付いてのものです。 玉川温泉や秋田県に対しては、人工的製造物ではないところから、何ら異議はありませんが、特許庁商標課が認めた【岩磐浴】の名称は、第20類の商品に付いてのものです。 岩磐浴は本来、形式的にも名称的にも、更 には歴史的にも、これは一つの新しい日本独自の温浴文化として生まれてきたました。 この世界に類例のない独自の温浴文化は、その独自性に着眼していただきたいものです。 そして又ビジネスとしても、裸体になり温水浴をするサウナや温泉とは明らかに、全く異なる業態です。 着衣のまま人が集い、岩盤浴自体は何等金銭的対価を必要としない、屋根の無い県 有地の露天で始まったものです。 秋田県は玉川温泉から生まれた【岩盤浴】の歴史は、北欧の入浴文化 であるサウナや、韓国などの温床文化オンドルとも異なり、風俗習慣から 入浴形態に至るまで明らかに異なっているのです。 それを岩盤浴の商標権者や、営業者・施工業者・石材業者などの全く 知らないところで、異なる業界の方たちの手と厚生労働省の手で『規制』 をされようとしています。 日本には、今、幾つかの新しく小さな文化が育ちつつあります。 それはカラオケであり、マンガであり、擬人ロボットであり、岩盤浴でもあります。 小さな風俗習慣でも、これが国民全体に広がり定着すると、これが文化 として日本のオリジナリティを高めてゆくことになります。 北欧の入浴文化で゜あるサウナ、韓半島の温床文化であるオンドル、 歌にまでなっているロシアのペ−チカ、私は既に数十年の歴史と固有 の代替医療的習慣として定着しつつある玉川温泉由来の岩盤浴を、 日本固有の、他国には類例の無い独自の温浴文化であると考えています。 しかし小さな文化の芽を、法律で圧殺することは簡単です。 しかも自主規制という形で異なる業界の方の手で扼殺してはなりま せん。 私達の【日本岩磐浴協会】は、未だ生まれて間もない赤ちゃんです。 『厚生労働省の指導を得て』、などと【SAUNA】誌上で見るだけで、我が方の力など、『蟷螂 の斧』と言う言葉が連想される始末です。 今私は生まれ育ちつつある世界で珍しい社会現象を、これを一つの 『文化の芽』と見なし、これを大切に育てようとしております。 私は玉川温泉に、玉川温泉をご紹介頂ける方の仲間に入れていただき、あるグル−プとして参加させていただいております。 著名な政治家の方々もこの岩盤浴は現地で 経験されており、更には、資本金100億円の潟<fィコ・ジャパン さんも『ホテル・ぶなの森』を子会社で建築開業されています。 玉川温泉に始まる固有の温浴文化は、日本では病気死亡率のトップで ある癌患者、300万人のある種の憧れの温熱治療であり玉川温泉は その聖地なのです。 私はご紹介を頂き、ある企業グル−プの方たちと140泊 の体験をしており、サウナ業界の方達と混同して法規制を行うことには 断固として反対します。 御社におかれましては私共の意あるところをお汲み取りいただき、他業 種の方に取り込まれること無く、岩盤浴は岩盤浴の団体で将来とも判断 と行動が可能でありますよう、報道面での御助力をお願い申し上げる 次第です。
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【盤】と【磐】の表示の違いは、特許庁の御指導に従いました。
文字に於いては類似、呼称並びに意味に於いては同一です。