その過敏症緩和策に付いて (2)
私たち日本人は常に、原子力と言う言葉に対する感性は、先ず平和利用や微量放射線と 言う言葉の前に、原子爆弾と言う忌まわしい言葉から、イメ−ジが先行してしまう哀しくも 忘れ難い悲劇的印象の言葉がひらめいてしまいます。 言葉の力は恐ろしいもので、今でも「正しい」と言う言葉を背景に、死すら厭わない若者が ムスリムの人達には居ます。 かつて、私たち日本人も「撃ちてし止まむ!」を合言葉に、米英戦艦に体当たりした民族 的経験を持っています。 然し今、日本は世界の先進国として繁栄しながらも、癌の死亡率はナンバ−ワンと、戦争 以上の大量犠牲者に苦しんでいます。 私はこれを緊急事態と捉えていますが、原子力関係諸機関で働いておられる皆様には、 どのような御感想をお持ちでしょうか? T.D. Luckey教授は、その著書の中では、日本人の原爆被害者の方たちに対する、哀悼 の気持ちを表現する文面は見当たりません。 私は全ての戦争と大量殺戮兵器が、科学者と言う名の専門家により発明され使用されて いる歴史的事実に、何時まで経っても理解や納得が出来ません。 然し今日、日本にはどうしても必要な原子力発電の将来を見据えるとき、そして又最悪な 癌死亡者数を考える時、いかにして感情におぼれず微量放射線を使いこなすか、ここに大 きな鍵が隠されていると考えます。 私が初めて岩盤浴の商品価値に対して気が付いたのと同様、今度は【岩盤浴】は日本人 の悲劇の体験と恐怖心とを緩和させてくれる、最大の癒し効果を持つ存在である事に気 付きました。 では具体的に、どの様にして【岩磐浴】を、そして電離放射線を、人に優しい存在である事 を広めてゆくのか、これは多くの専門家の方とご一緒に考えてまいりたいと願っています。
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