岩磐浴物語

岩磐浴と発見

http://www.geocities.jp/holidayfrog/6discov.htm

【アメリカ発見】なんて有名な言葉があります。

初めてこの言葉を聞いたとき、どこの土地にも原住民が居るのに、白人の世界では、自分達が見つけた土地を【発見】したなんて、随分思い上がった発想をするもんだと、自称「遅れてきた軍国少年」の私は怒っていました。

そして終戦後の映画全盛時代、親に黙って名古屋駅周辺の映画館に入り浸っていた当時小学生であった私は、西部劇を見ながら、負け続けるインデアンの悲劇を嘆いていました。

世界史上ほとんど同時期に満州国とイスラエル建国は始まったのに、日本人の満州建国は侵略とか悪しき行為とするリットン調査団報告や国際連盟加盟国の偏向振りに私は納得出来なかったのです。

しかも第二次世界大戦後の国際連合は、今でもジュウイッシュの、そしてユダヤ人のパレスチナ支配は正当であるとしているのです。

子供が大人に成る過程では、数多くの矛盾に出会い、納得し、又納得できないまでも受け入れなくてはならない事実と実態とがあります。

その一つが正義のあり方を、どの様に受け入れるか?大変難しい選択があります。

ともすると正義の主張が人生を誤らせ、国で言えば、正しい主張をしていても、物理的な強さの前では、戦争で壊滅させられるからです。

アメリカの原住民は、土地の所有権の【登記】と言う制度を持っていませんでした。           その為、白人達は軍隊まで動員して「法の保護」と言う名目で、原住民から土地を取り上げるトリックが使え、【合法的】に原住民から土地を取り上げる事が出来るとは知りませんでした。

ハワイ王朝も又、本来は賃借人である宣教師達に土地を貸したまま王朝廃止と合衆国への吸収で、哀れ独立王国は白人グループの侵略を受け壊滅させられました。 今、ハワイで一番大きな地主は、宣教師の末裔であるビショップ財団です。

世界の歴史は、法律と言う名の【詐欺行為】【殺人行為】で成り立っているのが現実です。       裁判官と弁護士と軍隊とを送り込み、北米・南米・アジア・アフリカ・オセアニアなど殆ど全ての国と土地とは【法律と正義】と言う言葉の元に奪われたのです。

日本はこれらの一方的な白人支配に対して、武力を持ち立ち上がった、唯一の誇り高き民族でした。

ここに【力は正義なり】と言う言葉と、【法は正義なり】と言う言葉が、強者にとって矛盾する事無く両立する事となりました。 現代の日本人である私たちが、法律とは力の事を指し、正義とは力の事である事を理解するのには、少しばかり時間が必要でした。

人間には何でも直ぐに理解できる鋭い人と、私の様にお爺さんに成っても世の中の理屈がなかなか解からない遅れた頭の人間が居ます。

例えばアメリカの特許法には、第100条に【特許】の条件として、【発明・発見】の二つの要素が書かれています。

また第100条の定義には

When used in this title unless the context otherwise indicates -
(a) The term "invention" means invention or discovery.

(b) The term "process" means process, art, or method, and includes a new use of a known process, machine, manufacture, composition of matter, or material.

(c) The terms "United States" and "this country" mean the United States of America, its territories and possessions.

(d) The word "patentee" includes not only the patentee to whom the patent was issued but also the successors in title to the patentee.

この法律において、特に示す場合を除くほか、
(a) 「発明」とは、発明又は発見をいう。

(b) 「方法」とは、方法、技術、又は方法をいい、周知の方法、機械、製品、合成物、又は物質の新規な使用を含む。

(c) 「合衆国」及び「本邦」とは、アメリカ合衆国、その領土及び領地をいう。

(d) 「特許権者」の語には、特許が発行された特許権者だけでなく、この法律における特許権者の承継人も含まれる。

と在ります。そして第101条では、適用範囲が明記されています。

では発見の定義や本質はどのようなものでしょう? 

具体例で言いますと、油田やアメリカの発見のように、アメリカ特許法の定義にある発見も、新しく物の利用価値を見付けたり、新たな【価値】を見つけるところに在ります。

私のように長期間、白人と有色人種の歴史的な対立軸を頭に置いていますと、発見の本来の意味が解かりませんでした。 然し物の利用価値の発見も【特許】の柱である事を知ったのは、自分にとっての大切な発見でした。

 

【価値判断の基準創出】

アメリカ大陸において、騎馬で走行するモンゴリアンたちが暮らしているところに、白人達は杭を打ち、自分達のテリトリーを固定化するために所有権の登記をしました。

玉川温泉の岩盤浴も、平成7年私が商標登録申請する前から、多くの人達が利用し、無料の県有地で、岩盤浴をして居ました。

しかし、誰も商品として、将来、ブームになることは予想していませんでした。

商標権登録の制度は長い歴史を持ち、岩盤浴の価値を見つけ、登録をして商品化したものが【価値の発見】をしたことになるのです。

私がアメリカ特許法の構成要件に、discoveryがあること、140泊もの玉川温泉湯治体験があること、治療効果の源泉には【睡眠学的】要素と、【必須微量放射線】効果とがantiagingの要素であり、さらには地磁気と古地磁気学で言う磁極反転が松果体に及ぼす影響を考慮すると、おぼろげに玉川温泉の効果を発見する事の意味が見えてきます。

いま私は、商標法と言う法律一つがANGLO-AMERICAN LAWを追随し、法律の原点を白人社会に委ねている哀れな現実は、主体性が乏しく、法令順守の意識も無い、気の毒な金儲け主義の岩盤浴業者の姿だと思っています。

  (引き続き掲載します)