正義は国を動かす

著作権(C) 2012年 小池 勝

 

ハーバード 大学教授のマイケル・サンデル氏が、

大東亜戦争と言う名の、有色人種解放戦争を戦った

日本人に対して、東大での講演に於いて、「第2次世界大戦において

迷惑をかけたアジアの人々に謝罪しなくてよいのか?」と質問した。

マイケル・サンデル氏の誤り

アメリカにおけるリンカーン大統領は、

シビル・ウォー(南北戦争と奴隷解放)の英雄である。

 

僅かな黒人奴隷解放者が英雄なら、

全世界の植民地で苦しむ人達を救った日本人は世界の英雄である。

 

しかし、マイケル・サンデル氏のおかげで、

「正義論」関連書物を集め始めた。

 

私の狙いは、正義を支える法律が、

その国や支配階級の者たちに、歪んだ恣意的な

解釈で用いられてはいないか?

そこにこそ興味があった。

 

まずはアメリカ人マイケル・サンデル氏の住むアメリカである。

ハーバード大学の教授陣の多くがジュウイッシュパーソンである事実から、

彼らは宣伝戦の達人で、あまりにも自己は正義で他は悪人、と言う技を

使いすぎるきらいがあります。

 

多くの日本人は、真珠湾攻撃の以前からアメリカ軍は中国で、フライング・タイガーと言う名の

蒋介石支援のアメリカ義勇軍が日本の戦闘機と戦っていた事実を知っています。

 

アメリカ人がどれくらい政治や歴史の分野で嘘をつくか?

それはハリウッド製の「武器よさらば」と言うアーネスト・ヘミングウェイの小説

を映画化した際にも、スペインでアメリカ青年が義勇軍と言う名でフランコ将軍の

軍隊と闘う場面があります。

 

アメリカ軍の武器で、アメリカ青年が、正規軍を除隊さえすれば、次の瞬間、

義勇軍と言う名で【宣戦布告】などせずに戦えるのです。

私はハワイで、アメリカ人観光客に交じって小型バスで観光した折、

運転手兼のバスガイドから、嫌になるほど「パールハーバー・アタック」と言う

言葉を聞かされました。

 

 

 

また、【恣】と言う言葉は、白川静先生の字統によれば、

「欲しい儘にする」、「放縦無為」と言うことであり、

犯罪者が莫大な資金を使い、事実上、逮捕を免れる事などは、

著しく司法権を侵害していることになる。

 

毎年送られてくる「犯罪白書」で有罪率を見ると、

何と99.9%と言う、ほぼ裁判官無用論

でも始めたくなるようなのが現状である。

(裁判所の下請け業者状態)

 

検挙権を持つ警察官と、公訴権を持つ検察官とが、国民の権利擁護より、

判事が面倒がるトライアル(裁判)抜きで

社会秩序の維持を謀ろうとする現状が見える。

 

今の日本では司法予算は国家予算の0.4%程度であり、

「三権分立」などと言う言葉は

政治家共のお題目にしかすぎません。


司法予算の大幅な増額を【日本弁護士会】

検察官は本来、被害者の味方であり、

法廷で加害者を弁護する弁護士と対立し、

権力側の判事とも対立して

社会秩序擁護のため闘う使命を帯びています。

 

何故ならば判事は国の代理人であり、

被害者の代理人は本来、告訴できる権限を持つ検事

だけ、だからである。

 

アメリカに於いては、時々

連邦法運用の誤りが指摘され、政府側が敗訴することがある。

 

原告側は権力者である連邦政府が、

ローカル・ガバメントや民衆の権利を阻害しないか監視しており、

政府権力者の職権濫用を認めないからである。

 

日本政府や内閣府法制局は、一票の格差問題、

自衛隊違憲問題を平気で放置している。

 

最高裁判決など、東大法学部出身者同士のお小言程度の扱いであり、

共産主義国家の権力者たちと何ら変わりはない。

 

 

法を護ると言うこと

法と国家権力

社会問題の解決提案