加温代謝論

遠赤外線応用のもう一つの世界

著作権(C)2006年 小池 勝

ネット上に表われない【加温代謝】と言う言葉、今は私しか使っていません。

2006年6月5日現在 google検索にてゼロ

2006年6月5日現在 yahoo検索にてゼロ

 

人体を暖めると、確実に代謝が促進されます。

医学に素人の私は、トコロテンを想像します。

温度を無理に入れてやると、向こう側からカロリ−が出てゆくのです。

 

美味しいものを食べながら、時々はアルコ−ルも飲みながら糖尿病と闘う

不届き者は、運動や散歩で使えないカロリ−を、岩盤浴で使いましょう。

実行の難しい【食事制限と散歩や運動】

それを【食事制限と岩盤浴】なら実行が続きます。

 

 

私は70歳に少し手前の、一人まえの老人です。

しかもだらしの無い事に、自分の健康維持に失敗した糖尿病患者です。

朝晩のインスリン注射に加えて、散歩や室内での自転車漕ぎが日課です。

然し平成7年に、【岩磐浴】を特許庁に商標申請したお陰で、自分自身も岩盤浴の恩恵を受ける事になりました。

その恩恵は、残念な事に、岩盤浴からのものではなく、微量放射線岩石を探すため、ガイガ−カウンタ−を手に、多方面を歩き回った歩行による恩恵でした。

そこで、このままでは悔しいので、何とか岩盤浴の効果を、目に見える形で証明しようと少し軽めの脳味噌を振り絞っていました。

最初に申し上げておきますが、私は商人であって学者ではありません。

ですから、このタイトルにしても、加温などと言う物理的な事と、代謝などと言う化学的な酵素を媒介とする難しい言葉とをくっつけて、加温代謝論などと乱暴な直感的に創った言葉を使わせて頂きます。

そもそも代謝とか免疫などと言う言葉は難しすぎます。

一体何のことか分かりません。

しかし食事でエネルギ−を体内に入れ、運動で熱量を放出するから、自分ではダムや預金通帳を連想し、勝手に身体の現金出納帳なんだと理解しています。

ご飯を茶碗に一杯、この80キロカロリ−を身体から放り出すのに、私の家にあるエアロバイクなどと言う室内自転車は、40〜50分、漕がなきゃなりません。

体内貯金は、現金預金と逆で、入金は少し美味いものを食べるだけで幾らでも残高が増えてゆきます。

しかし引き出して無駄つかいしてやろうと思っても、通帳には鍵が掛かっており、引き下ろしは大変難しいのです。

私のように戦時中や戦後の何も無い時代に育った身体には、カロリ−まで無駄づかいしない様、哀しい習性が浸み込んでいるようです。

さて全ての欲望がそうであるように、私は毎日毎日、普通の人が食べる食事や飲み物を、よだれを流さんばかりに恨めしそうに我慢しています。

イ−ライリリ−などと言うアメリカの製薬会社は、「クオリティ−・オブ・ライフ」などと言う言葉を流行らせて、食べたいものがあったら我慢するな!たらふく食べて、わが社のインスリンを沢山注射してチョ−ダイ!と病気の長期化を歓迎してくれています。

そこでチョットばかり反抗して、我が家にある厚さ20ミリのヒ−タ−付きの石盤で、通称 【岩磐浴】なる寝苦しく、しかも背中が痛くなる最新兵器に横たわりました。

然しただ横になるだけでは街中にある岩盤浴屋さんと同じなので、たっぷり経験した玉川温泉の岩磐浴利用方法、つまり一日に3回、汗を流して横になりました。

何故3回も我慢して行なえるのか?それは私が血糖値を直ちに計測できるTERUMOのメディセ−フ・リ−ダ−が手元にあり、頭のどこかに「加温代謝」と言う言葉が閃いていたからです。

苦労して探した、錆び入りの0.3〜0.4マイクロシ−ベルトの石盤は、尊敬する希土類研究家長島乙吉父子の影響と、同じく私が尊敬する、無実の南京事件で戦犯として処刑された、名古屋出身の、松井岩根大将の扁額のある神社近くで見つけたものでした。

さてこの題名【加温代謝論】での文章を書く前に、googleとyahoo検索とで、この言葉を私より先に使った人が居るかを確認しました。

安心しました。

何もヒットしなかったからです。

少なくともインタ−ネットで調べて、日本中にこの言葉を使っている方が居ない事実は、 『やったぜ!』と言うささやかな満足感を私に与えてくれました。

さてそこで元に戻って岩盤浴です。

40分を3回、推定一回60キロカロリ−、合計180キロカロリ−消費後、夕食前に血糖値は従来、185であったものが128にまで下がっていました。

もう少しの期間、継続可能かを調べ、毎月1回、瀬戸市の陶生病院で調べるヘモグロビンA1Cの値次第で、インスリンを減らそうと考えています。

本来なら、岩磐浴屋としましては、インスリン依存生活は捨てたいものです。

然し一気には結論に走れません。

生身の身体ゆえ、無責任なレポ−トは出来ないからです。

岩盤浴の各回の間隔は、約25分です。

もちろん私は一回風呂に入るだけで70キロカロリ−ほど消費する事は知っていました。

ただ迂闊な事に、自分の仕事でもある岩磐浴での効果は測定しておりませんでした。

そこで頭に浮かんだ次の仮説、『糖尿病は入浴と岩盤浴との反復でインスリンや飲用血糖降下剤は必要なくなる』、との言葉です。

少し研究して使うと、岩盤浴は血糖値調節器になります。

皆さんに是非調べて頂きたいのが、糖尿病のカロリ−問題です。

栄養学の先生方は、沢山食事制限に付いて本を書いておられます。

運動生理学の先生方も、運動療法の実施に付いて細かく指導されています。

然し食事と運動以外の、入浴とカロリ−消費の研究家は少なく、岩盤浴でのカロリ−消費に付いて書かれたデ−タはありませんでした

然し風呂に入ると疲れる。 眠くなる。 気持ちが好い。

これは基礎体温を引き上げ、基礎代謝を向上させ、病人や老人ばかりでなく、恐らく温泉湯治の歴史が始まって以来、日本人の知恵として定着していたものでしょう。

身体は、熱を加えると、逆に熱量・カロリ−を放出する。

こんな事は誰でも知って居ます。

加温代謝とは、こんな当たり前の、大昔から知られている、加温は、代謝を促進する事実を申し上げたに過ぎません。

 しかしこれだけでも、世界に数千万人も居る生活習慣病患者さんに対して、食事療運動療法以外にも、糖尿病と闘う手段がもう一つあることを知って頂きたいのです。

然し近い将来、専門家の方でも特に頭のいい先生が、代謝を向上させると、相当の比率で免疫力も向上することを数値で証明してくれることでしょう。

私は素人の直感で、基礎代謝や基礎体温の向上が、60%程度の比率で抗原抗体反応の向上に繋がっている、と見ています。

代謝と免疫の関係について、私の参考になる論文など御座いましたら、是非教えて下さい。

そして岩盤浴を、日本独自の温浴文化として、サウナ同様世界に発信したいものです。

ありがたいことに、玉川温泉が日本にあり、私の商標登録期日が特許庁に記録されてい

る事で、よその国から、「あの温浴文化はわが国が発祥地だ」と言われる心配はありませ

ん。

 

 

岩盤浴が、糖尿病対策として

有効なツ−ルであることを、

そしてエネルギ−消費の武器として

役立つ事を、数値で証明して下さる

方は居ませんか?

 

素人の提案ではありますが、糖尿病患者が

経口血糖降下剤やインスリンから逃れる

手段としての有効性を、どなたかが証明してくださる事を

期待します。